膣炎

雌の外陰部である膣内に炎症が起こる病気です

膣炎の症状は

膣炎が重症でなければ全身症状はあまり無く、頻繁に外陰部やお尻を舐めたり、膣が炎症して赤くはれ、腰から臭いのあるおりものが出て外陰部やお尻から嫌な臭いがする等の症状が見られます。

膣炎の原因は?

膣炎の原因としては、ウイルス感染、生殖器官の未成熟、細菌感染、膣の先天性異常、異物や外傷、妊娠や出産などが考えられます。

細菌性ではパスツレラ、連鎖球菌、大腸菌、マイコプラズマ、クラミジアなどが感染することがあります。

ウイルス性の膣炎は、犬へルペスウイルスによって起こります。交尾によって伝播することが多く、不妊、流産、死産を起こすことが知られています。また、生殖器や泌尿器の病気から波及して発症することもあります。

通常、初めての発情周期を迎える前、あるいは発情周期後に、自然治癒しますが、もしも慢性的な症状が認められない場合は、先天性の異常である可能性が大きいです。

膣炎の治療は?

1歳以下の発情前の犬で認められる膣炎は、ほとんどが成長とともに自然と治ると言われています。

発情後の犬では、全身性および局所性の抗生物質による内科的治療を行うのが一般的ですが、治りにくいとされています。

ヘルペスウイルス感染の疑いのある雌犬には繁殖させないようにする必要があります。

生殖器の先天的な奇形のために膣炎が再発してしまう場合には、外科手術の必要がある場合もあります。

 

未避妊の場合には、陰部からの膿状のオリモノによっては子宮疾患からのものでないのか、鑑別診断をしっかりと行う必要があります。

 

08

関連の記事

  • 偽妊娠偽妊娠 偽妊娠(ぎにんしん)は、妊娠したのと同様の体や行動の変化が起こる状態です。 体や行動の変化は個体差がありますが、主には乳腺が腫れたり […]
  • 前立腺肥大前立腺肥大 前立腺肥大(ぜんりつせんひだい)は前立腺が腫れて炎症になった症状で原因によって何種類かに分類されます。 前立腺襄胞、良性前立腺過形成 […]
  • 03子宮疾患 子宮内膜炎 子宮の内膜が感染したために起こる炎症で、一般に何ら病的な症状は示しませんが、不妊症の原因となります。 この病気にかかっ […]
  • 犬の出産(産後のケア)犬の出産(産後のケア) 仔犬のケア 温めてあげる 冷え込んで死んでしまうこともあるため、室温は少なくとも21℃にはしてあげましよう。 初乳を飲ませる […]
  • 膣脱・子宮脱膣脱・子宮脱 膣脱(ちつだつ) 膣脱とは、膣の内側の壁が外部に出てきてしまう病気で、難産や過度の陣痛、便秘によるいきみなどで起こりやすくなります。 […]
  • 犬の出産(自宅での自然分娩)犬の出産(自宅での自然分娩) 出産の準備 出産予定日が近づいたら母犬が落ち着いて出産できるような産室(箱)を用意して下さい。 産室を静かな場所に置き、母犬をひと […]
公開日:2014/10/24
更新日:
治療は光が丘動物病院グループへ
日本で数少ない「1.5次診療」をおこなっている当グループは、
大学病院に匹敵する獣医療の提供飼い主様に徹底したインフォームド・コンセントしています。
大切な家族でお困りの際には、お気軽に相談ください。

PAGE TOP