愛犬が交通事故!動物病院へはどうすれば?

近年は飼い主様の意識が向上し、ノーリードで散歩される方はかなり減りました。

そのせいもあり動物病院に交通事故で運ばれてくるケースは猫も含めて少なくなりました。

リードを付けていても事故が起こってしまう?

dog-1263152_640

しかしながら、車にはねられたりする以外の交通事故が増えてきているのも確かです。

よくあるケースは、自転車を走らせながら一緒に走って散歩をし、車輪に足を巻き込まれてしまう場合。

また、前かごに入れて運転をし、落下してしまう場合などが多くみられます。

もし事故にあってしまったら?

車にひかれた、転落してしまった、何かに巻き込まれたなど、屋外でのハプニングが起きた際どのように対応すればいいでしょう?

まずは飼い主様の身の周りの安全を確認し、動物の状態を確認します。

その際、急に触ったりゆすったりすると、驚いた勢いで噛みつかれてしまったり、ケガをしている部位の状況を悪くしてしまう可能性があります。

dog-329280_640

小型犬であればゆっくりと抱きかかえ、安全な場所に移動しましょう。大型犬の場合も、できる限り体に無理をさせないように安全な場所まで移動します。

近隣動物病院、またはかかりつけの動物病院に連絡し、状況を説明して指示を仰ぎましょう。

急いで来院することも可能ですが、動物病院も急患を迎え入れる準備が必要です。なるべく連絡を取りましょう。

飼い主の落ち着いた行動も重要な要素

病院についたら獣医師と看護師に救急対応を任せながら状況を落ち着いて説明しましょう。飼い主様からの情報で優先順位のある処置や検査が変わることもあります。

内臓からの出血や破裂があり、一刻を争う緊急の手術が必要な場合や、一命をとりとめても数日後に骨折の手術が必要である場合ももちろんあります。

手術や経過が長引く場合も

また、交通事故の場合、通常の手術以上に細菌感染や臓器や骨の複雑な破壊が起こっている場合が多く、単純な手術で済まされない場合があります。

それにより手術時間が伸びたり、術後の経過が長引いたりすることもあります。

車と接触した場合、引きずられたりすることも少なくなく、患部の皮膚が著しくダメージを負ったり欠損していることがあります。

骨折の手術は成功しても、表面を覆う組織の再生に時間がかかることもあります。

思い返してみましょう

accident-1409012_640

動物達は人の子供と同じように、時として通常とは違った動きをすることが当たり前のようにあります。

何かに驚いたり、興味を持ったりすることから大きな事故につながりかねません。

危険が予想される散歩の仕方や、交通量が多い場所を避け安全な散歩コースを選ぶなど、飼い主様が未然に防げることも多くあります。

今一度、散歩コースや外出の様子を思い返して、危険な場面が無いか再確認してみましょう。

公開日:
治療は光が丘動物病院グループへ
日本で数少ない「1.5次診療」をおこなっている当グループは、
大学病院に匹敵する獣医療の提供飼い主様に徹底したインフォームド・コンセントしています。
大切な家族でお困りの際には、お気軽に相談ください。

PAGE TOP