皮膚にできた良性の腫瘤摘出の例

ワンちゃんの高齢化が進み、高齢犬に対する悩みを抱えた飼い主様も増えてきました。

良性でも不具合を起こすことがある

最近特に多くみられるのは、体にできてしまった小さなイボの摘出希望です。

ほとんどが良性の場合が多く体に対して悪さをしませんが、「気にして舐め壊す」「こすれて出血する」といった不具合を起こし、どうにかしたいという飼い主様が増えています。

大きさも5mmに満たない場合が多く、摘出するために全身麻酔を行うのはリスクの方が高く感じられます。こういった場合、局所麻酔を使用した短時間での腫瘤摘出を提案します。

腫瘤の周辺の毛を刈り、摘出する部分に細い針で局所麻酔薬を注入します。麻酔薬が効いているうちに素早く切開し摘出、2~3糸ほど縫合して終了です。

摘出部分からの感染が無いよう、内服薬や塗り薬でアフターケアを行います。

局所麻酔も麻酔薬

もちろん局所麻酔といっても麻酔薬を使用することに変わりはありません。高齢犬を抱え、皮膚にできたできものでお困りの方は、かかりつけの獣医師さんとよく相談してその仔にとって良い解決策を見つけてあげましょう。

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