肥満細胞腫摘出手術のキーポイント

ある日ワンちゃんの体にできものを見つけ、動物病院に行き「肥満細胞腫」と診断を受けて手術となった方も少なくないかもしれません。

腫瘍は見た目で100%判断できない

体の表面にできる腫瘍の中でも良性と悪性があり、見た目では判断できないケースもあります。
明らかにイボのような良性のできものから、肥満細胞腫といった悪性の腫瘍も存在し、見つけた時はなるべく早くかかりつけの動物病院で診てもらいましょう。
皮膚にできる腫瘍の中でもこの肥満細胞腫というものは、動物病院で割と多く目にします。
悪性の為、高齢でなかったりその他の病気が見られない場合は、積極的に手術をするよう提示させて頂いています。
悪性の場合はできてしまった部位にもよりますが、腫瘍の見た目上の大きさからさらに周囲の皮膚に余裕を持って切除します。
これは腫瘍細胞の取り残しを防ぐためで、再発の防止にもつながります。小型犬などの場合は小さな腫瘍でも大きな傷口になりがちですが、安全のために必要なことです。

手術後も必要なこと

手術後は再発や全く別の場所に新たにできていないかなど、定期的に獣医さんに診てもらいましょう。
最近はワンちゃんの腫瘍マーカー検査(血液検査で腫瘍の有無がある程度判断できる)もできるようになってきました。定期健診にそういった検査を組み込んであげる事も考えてあげてください。
公開日:2015/07/13
更新日:
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