連休中の椎間板ヘルニア、救急対応はどうすれば?
今年は有給休暇を二日とれば最大10連休の大型ゴールデンウィークですね!
さて、とはいったものの、正月・お盆・暮れ・ゴールデンウィークに飼い犬が急病になってしまったらどうすればよいでしょう?
かかりつけは休み?
かかりつけの病院が連休や祝日はお休みという事は珍しくない話です。
当院は年中無休で診察をしていますが、そのせいかこういった大型連休時には「かかりつけがお休みだったのできました」という方が後を絶ちません。
特に椎間板ヘルニアは東京都内だけでなく、福島や新潟などその他の県からわざわざいらしてくれる方もいらっしゃいます。
いざという時になってから探す?
大型連休で無くても、飼い犬や飼いネコが急病になってしまうことは十分考えられることです。
毎日元気に過ごしていたり、今まで大きな病気にかかっていないからという事で油断してしまいますよね。
そしてこういった大型連休時は、普段面倒を見ていないご家族の誰かが世話をするという場面も少なくないんです。お父さんお母さんが旅行に行っていて、学校の部活や勉強があるために年上の子供さんが面倒を見ていたなんてことも良く聞きます。
普段から動物病院の情報はご家族で共有しておく
かかりつけの病院がどこなのか?休診日があって何曜日、もしくは祝日などはやっているのか?救急対応が可能なのか?
お父さんやお母さんだけ知っていても実はあまり十分ではなく、ご家族全員で何かあった時の事をあらかじめ話し合っておくことが大切です。
自分で探すのではなく、前もって教えてもらっておく
一昔前と違い、地域に救急対応ができる病院が無いという事はあまりなくなりました。
普段通院している病院が休診日や連休中の対応が難しい場合、病院の先生やスタッフの方に「救急の場合はどちらの病院に行けばいいですか?」と聞いておきましょう。
救急病院と連携を密に取り合っている病院もありますし、聞きづらい事ではありませんので遠慮なく聞いておきましょう。
今年も早くも…
当院では今年のゴールデンウィークもすでに椎間板ヘルニアや異物の誤食、急病の発症などで他院から来院されている方がいます。
健康だから大丈とは思ってしまいますが、万が一の為の連絡先だけでも今のうちからしっかりと決めておいてあげてください。
大学病院に匹敵する獣医療の提供と飼い主様に徹底したインフォームド・コンセントしています。
大切な家族でお困りの際には、お気軽に相談ください。